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バーブレスフックとは?![]() 図1(バーブドフック、カエシのある釣りバリ) ![]() 図2(バーブレスフック、 皆さんは、釣りバリといえば図1のようなハリを頭に思い浮かべるのではないでしょうか。 釣りバリの多くには、ハリの先端部分に逆方向に尖った突起(バーブ)がついています。 バーブはカエシ、アゴまたは戻しともいいます。 図1の赤い矢印の指す部分です。 これはハリ先に付けたエサが落ちないようにするためや、ハリにかかった獲物がハリから簡単に抜けないように付けられたものです。 一方でこのバーブが無い釣りバリもあります。それが「バーブレスフック(バーブの無いハリ。図2参照)」です。バーブがあると魚を外すのに時間がかかるため、 手返しのよさを優先するカツオの一本釣りやへら鮒釣りがバーブレスフックを使う釣りの代表です。またキャッチアンドリリース(釣ったあとに魚を再放流する)のためなど、魚をなるべく傷つけないために使用する人も多くいます。 でもバーブレスフックの良さはそれだけにどどまらないのです。 釣りバリの歴史は大変古く、日本では縄文時代にはすでにカエシが付いた釣りバリが使われていたそうです。 現在、そのほとんどの釣りバリにはバーブが付いています。しかし今も全てのハリにバーブは必要でしょうか? バーブドフックを使う一番の理由は、バーブがないとバレるからということだと思います。けれどもそれは本当でしょうか。 私たちはバーブドフックとバーブレスフックで実験を繰り返した結果、その釣果にほとんど差は無いという答えを得ました。 反対に、バーブドフックは人間やその他生物への脅威となっています。釣り場における人の事故、野生生物の釣りバリによる悲惨な姿。 そして私たちが釣りを楽しませてもらっている魚たちも、バーブが引っかかることによりリリースしても傷ついてしまったり、 糸切れなどにより釣られずにすんだ魚もハリが体に残ったまま外れずに無駄に死んでしまったりしてしまいます。 もちろん釣り人が釣り場に釣りバリや釣り糸を残さずに回収するように努力するのがルール以前のマナーですね。 当然その点でもバーブレスフックはバーブのある釣りバリに比べて優れた回収性能があります。 釣りに出かけたなら1尾でも良いから魚を釣り上げたいという思いは、釣りを愛する私たちも同じです。 私たちは美しい自然の中で美しい魚を相手に釣りを楽しみたい。今も、そして未来も・・・ 明日のために、バーブレスフックを使ってみませんか?きっと想像していたほどの釣果の差はないはずです。 そればかりかフッキングの良さ、手返しの早さを感じることと思います。リリースした(してしまった?)ときの魚の元気さに嬉しくなります。 私たちはバーブレスフックの普及をとおして、水辺環境と調和した釣りのさらなる発展を望んでいます。
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