1、 水辺の野鳥観察 鳥が教えてくれること

水辺には四季を通じて色々な鳥類がやってきます。魚を食する鳥も美しいカワセミから大きなトビやアオサギまで棲息しているのは 水辺が健全な証拠でもあります。

日本鳥類保護連盟の方を講師招いて、野鳥観察 双眼鏡で水辺の鳥を観察しています

下図を見てください。虫が魚の餌となり魚はサギなどの餌となる食物連鎖が観察できます。 それでは食物連鎖の頂点に立つ鳥たちの担う役割とはいったい何でしょうか。
魚を食べたカワセミやサギ類は川の周囲の林や森にフンをします。またトビやカラスは魚の死骸を巣まで運び食べ散らかしています。 そのフンや魚の死骸に含まれた栄養分は次第に植物に吸収されやがて豊かな植物群落を形成することになります。 豊かな森が美しい水を育み多様な生物を養う源となることは疑う余地がありません。

魚の生態系図式

つまり魚類や甲殻類に含まれるリンやカルシウムなどのミネラルは誰かが水辺から森林へと運ばない限り生態系が完結しません。 本来ならキツネやクマ、イタチなどの哺乳類もそのミネラルの運び屋として役割を果たしていました。 しかし現在の都市部の里川では彼ら野生の哺乳類が十分に活躍できる場所は少なくなっています。 魚を主食とする鳥類は水辺周辺の植物層に必要な栄養素を分配し結果的に、水辺生態系を豊かにする役割を果たしていると言えるでしょう。

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2、水辺の植物  魚の隠れ家を作ってみよう

植物の無いところに色々な生物は棲めません。ヨシやガマなどに代表される水辺の植物は魚の産卵場所と密接に関係し魚のエサと なっている水生昆虫や甲殻類などの繁殖のためには必要不可欠です。 また河畔林は川面に木陰をつくりその張り出した根は魚に外敵からの隠れ場所を提供していました。
ところが戦後の治水事業を優先にした河川の護岸工事や直線化工事の結果、魚にとって十分な隠れ家や産卵場所がない水辺環境を作り出してしまいました。
笹伏せの様子 そのような状況下で近年増殖したカワウによる食害から小魚を守る手法として笹伏せ(ささぶせ)は有効な手段です。 笹伏せとは切り出した竹(写真は破竹)をロープで連結したものを石などのおもりをつけて水中に沈める手法です。 実はカワウはかつて保護鳥でした。ところがここ数十年の間に各地で漁業被害を引き起こすほど大増殖し小魚が激減してしまったことによる水辺環境のバランスが危惧されています。
カワウの写真カワウはサギやカワセミと違ってとても潜行遊泳による魚類捕食が得意な鳥です。しかも大型であることから一羽が一日に500gもの魚を食べてしまうことが分かってきました。 適正な数よりも増殖してしまったためにその地域の魚が激減させてしまうことで生態系バランスそのものに悪影響を及ぼしています。 実態が科学的に把握され現在では日本各地でカワウの駆除が行われるようになりました。しかし同時に魚が根こそぎ食べられないように 魚の隠れ家を作ることも重要な水辺環境保全になります。水中に沈められた笹は魚類だけでなくいろいろな水生小動物の棲家となることがわかって来ました。
実際に笹伏せを行う場合は管轄する漁業協同組合に必ず連絡し、趣旨を説明した上で許可を得てから行うようにしてください。

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3、簡易水質検査

一般にパックテストと言われている簡易型の水質検査キットを利用することで客観的に水質を判断することが可能です。 CODやpHを簡単に測定することが可能なので、採集された生物のデータとリンクさせる形で集計を重ねることで貴重なデータバンクを 構築できることでしょう。

水中に棲む、カゲロウの幼虫 水質検査結果を見る様子

4. 調査報告書の作成例

工事中です。申し訳ありませんがしばらくお待ちください。
  

5. 水源を考える

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